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#薬がない 2022年12月現在の医薬品供給問題に対して

#薬がない
薬業界の皆様、薬の供給に関して大変苦慮されている状況について私なりにお伝えいたします。

これまで全国の皆様から、医薬品の供給不安について様々なご意見をいただいており、現場で医薬品を提供している薬局・医療機関とその手配をしている医薬品卸では、地域住民のお気持ちに寄り添うことによる大きな責任と向き合い、どうにも出来ない苦しい思いをされていることを私自身の長年の現場経験からもお察しをしております。
国会議員として政府に働きかける方法として10月27日の厚生労働委員会で質問をし、その際の回答を踏まえて、更に薬局への聞き取りや医薬品卸支店長への現状についての調査、また厚労省担当部局レクや製薬企業団体からのヒアリングを実施するなど動いております。
今後は医薬品卸団体からの状況聞き取りも予定しています。

それらを踏まえて、現在の状況の根幹はかなり根深く感じます。
断続的に起こり続けているGMP違反等による各社の供給停止と新型コロナウイルス感染症による需要拡大による品薄が同時に起こっている状況です。

ご意見いただいている中の薬価における対応においては、自由民主党厚生労働部会の2023年度厚生労働関係予算案について最重点項目として不採算品目に対する対応を強く要望しております。
また漢方薬に関しては新型コロナウイルス感染症に使用される品目の需要増に対応するために、他の品目の生産にも影響が出ているとお聞きしています。
その他の解熱鎮痛剤や去痰剤等も増産はしているものの、他品目との生産バランス(それ以外の品目の生産を落とさないこと)や需給状況が読めないことから製造側がかなり苦慮している状況も把握しております。

厚生労働省も「医療用解熱鎮痛薬等の供給相談窓口」を設けています。
現状これが早急な解決方法とは言えませんが、私が当該審議官にお話をお聞きした限りでは担当部署もなんとか働きかけをして、今の状況を改善したいと苦心されています。
一方でその運用方法などについて、一部に過度な負担をかけることがないか私も各現場の声を注視しております。
需要と供給、生産可能ラインのバランスをどのようにとっていくあり方が良いのか、幅広く情報を集めながら対応を検討しています。

最大限の対応が出来るよう、私も精一杯の努力をしてまいります。
表に見えている情報の中でも、正しいものやそうでないもの、私の立場から発言するべきではないことが入り混じり、私からの発信ができないこともありますが、皆様のご意見はしっかりと届いております。
これまで以上に厳しい年末となっていますが、現場をお支えいただいている皆様に心からの感謝を申し上げると共に、私の立場から出来ることをひとつひとつ取り組んでまいります。


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