皆様、こんにちは！神谷まさゆきです。
全国支部訪問宮城県訪問最終日の昨日は、2019年10月の台風19号による被害で医療提供体制が甚大な被害を受けた宮城県の丸森町にて、平時からの対策そして発災後の対応について、現地の皆様から沢山勉強をさせていただきました。

ある薬局様は平時より災害対策を充分に施していたにも関わらず、浸水して薬局機能が停止してしまったそうです。
その経験から医薬品、調剤機器等、調剤室を2階に配置するようにして、被害を最小限に抑える工夫をされていました。
更に壁面をコンクリート打ちっぱなしにすることで、高圧洗浄機で速やかに洗い流せるようにし、復旧を速やかにするという配慮を施されていました。
またある薬局様では、被災により従来の薬局が医療提供を継続できなくなってしまったそうです。
その際、臨時の薬局を開設するにあたり、行政はもとより他の地域の薬局や薬剤師会の関係者に支援をしてもらったことで、速やかな提供体制の復旧が可能になったというお話をされていました。

災害時における「自助」、そして「共助」の重要性をあらためて認識しました。
『では、災害時医療としての「公助」は何が出来るのか』、今後更にしっかりと考えてまいりたいと思います。

またこの日は、朝は株式会社バイタルネット本社で鈴木三尚営業本部長より昨今の医薬品流通業の現状をお聞かせいただき、生出泉太郎顧問の薬局では「仙台市議会議員」村岡貴子先生を始めとして薬局関係者も含め多くの方々をご紹介いただいたり、薬剤師で首長を務めておられる「大河原町」齋清志町長を訪問させていただき政策を拝聴するなど、幅広く学びのある一日でした。
皆様の貴重なお時間をいただけたことを、あらためて感謝申し上げます。

今回の全国支部訪問宮城県訪問で学んだことをしっかり血肉にできるよう、そのためにも自ら継続して自己研鑽を積むことをあらためて誓う4日間となりました。
「宮城県薬剤師連盟」の皆様、ご同行いただいた山田卓郎会長、加茂雅行副会長、北村哲治幹事長、瀬戸敏之副幹事長、「宮城県薬剤師連盟」事務局の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました！